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全体
良い
映像
良い
キャラクター
普通
ストーリー
普通
音楽
とても良い

ヒロイン・可奈美は、誰彼かまわず手合わせを挑んでいく性分で
「殺陣(タテ)が主、プロットは従」
「斬り合いを描くために、それに沿ってシナリオを書く」
という意図で作られたと察しがつく。そのため、可奈美は
「見た目はかわいいが、迷惑で面倒な娘」となっており
劇中世界での人望の理由がわからない。
キャラ売り作品のテンプレヒロインなのだろう。

世界を危機に陥れた黒幕を封印しようとして
仲間・ひよりとともに迷い込んだ精神世界で
黒幕は弱体化しており、もう危険はないらしい。
動機はくだらないものだったが、危険はないので赦した。
再会を果たしたふたりは友情を確かめ合い、
手を取り合って元の世界へ帰っていく。
それでよいのか。刀使には死んだ者もいるというのに。
道理より「百合カップルの絵を描くこと」が優先事項なのだろう。

オープニングは、曲もムービーも良いので
ここだけは是非とも観ることを勧めたい。



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