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とても良い

 第1話にはオープニングもエンディングも挿入歌はない。そこがまたシンプルでいい。そして、ヴァイオレットの「愛している」が知りたいという言葉が響く。ホッチンズがギルベルトの死をヴァイオレットに打ち明けられない姿もアニメを1回目に見るときと2回目に見る時ではまた違ったものに見える。2回目に見たときの方がより事実を隠していることへの苦しさが垣間見えた。
 ヴァイオレットがギルベルトに少佐の目があると語るシーンの音楽が良い。エメラルドの輝きと物語に引き込まれていく感じに合わせた音楽がなんともいい。
 カモメが飛んでいるシーンは映画の中でも使われているもので、ライデンの街の象徴とも言える何かがある気がした。ヴァイオレットがギルベルトに宛てた報告書が飛んでいくシーンの中では緑が、街が、水が本当に美しく描かれていた。髪の毛の細部まで職人たちの人を感動させたいという思いが詰まっているのを感じた。
第1話の「愛している」と自動手記人形と第13話の自動手記人形と「愛している」のタイトルの対比も色々な積み重なった思いを感じる。



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