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青々しい思春期を全力で描写した爆発力あった作品。

スタッフ陣からつい比較してしまうあの花とここさけですが、本作は恋愛要素は少ない一方、それよりも親を無くした姉妹関係が先立って、それを起点とした恋のもつれ模様が描かれてる印象。

強烈だったのは2シーン。
一つは慎之介が昔のしんのに怒られるシーン。昔の夢に溢れる自分に叱責されるというつらさ。僕自身、心に突き刺さることも多く、幾ら出だしに毒を吐きまくって印象悪い慎之介とは言え可哀想なシーンでした。ただ、それを機に大きく動き出すことを考えるととても重要な描画。とても印象深かった。

二つ目にはあおいがあかねの料理レシピ?を見てしまうシーン。そりゃ高校生一人で妹を育てるなんて、並大抵の努力じゃない。さらに自分のせいであか姉を縛り付けてしまった罪悪感が相まる。本作で一番泣きそうになりました。

終わってから、一言で言うとあか姉のおにぎりの具が昆布でなくツナマヨへ変わる物語(雑)

しんのからの東京行きを断ったあの時から止まった恋の針が二度目の初恋へ動き出すまでを描いた作品。恋と夢と家庭環境を巧みに織り交ぜた作品。見応え十分でした(*´-`)



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