Annictサポーターになると広告を非表示にできます。

ヴァイオレット・エヴァーガーデンが自動手記人形から一人の女性になるまでの物語、もとい、本編からすると、1つの武器出会った少女が愛し愛される女性になるまでの物語、最高でした。

出だしは、祖母の葬式を終えたデイジー達。電話もあり、電波塔も完成して久しい雰囲気を醸すあたり、相当先の様子でしたが、毎年誕生日に送られた手紙というあたりから良い意味でデジャヴと。まさかあのアンの一家だったとは。本編を含めた回想には出だしから泣かせてくるなぁと(大泣)。母親の想いを受けて育ったアンが遺した家族。その孫であるデイジーがもう一度ヴァイオレットの功績を辿る展開には思わずしみじみ(*´ω`)

そして、始まる本編。電話の普及による便利性と将来自分たちの仕事がなくなるのでは?という言及、ディートフリートとヴァイオレットの不器用な、でも心の奥底で繋がる共感、そしてユリスの手紙。島の灯台で絶望したヴァイオレットの心を呼び戻したのは、ユリスの急報であり、そのユリスの案件は電話によって伝えられた。この当たりから、別に会う必要はない、想いを伝えるだけでいいと手紙を書くといった心境になれたんだなと。

あと、個人的に好きなのはユリスの死直前。自分が虫の息なのにヴァイオレットが待っていた人に会えたことに心底安心するのが温か過ぎるし、だからこそ彼の言葉をリュカに伝えるために手紙でなく電話を選択してでも必死になる郵便社の面々は熱すぎるし、リュカの「ずっとともだちだよ」はもう切ないよか悲しいとか温かいとか混ぜこぜになってただひたすら涙。そしてダメ押しに彼の家族の手紙と。ユリスの素直な本心が凝縮されたその手紙のメッセージはそれだけでこの一家を前へ向かせるんだろうなと(号泣)

一方、会わないと頑なだったギルベルトもディートフリートの言葉、ヴァイオレットの手紙で追いかけると。ヴァイオレットが船から海に飛び込んだのは衝撃的でしたが、それだけ彼に会うことを夢に見ていたんだなと思うと胸が締め付けられる。もうそこからはみなまで言わず、デイジーの聖地探訪録で締めるさっぱりさ、最高なんだよなぁ~。

あのデイジーを応対したおばあちゃん解説員さん、誰なのか気になるなぁ(裏設定とかありそう(笑))



Loading...