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全体
普通
映像
良い
キャラクター
普通
ストーリー
普通
音楽
普通

数年前に、町中でスマホをもって「Ingress」でなにかをやっているらしいことが気になっていたので本作を観た。

人間の精神に影響を及ぼす未知の物質エキゾチックマター(XM)。
それによって、特別な能力が使えるセンシティブの3人、誠、サラ、ジャックが世界を救うというストーリー。

「異端者・異能者→差別・迫害→恨みもつ→世界を支配・均質化してやる→世界を救えるのは私達だけしかいない!→世界を救う」というテンプレど真ん中だな〜と思いながらみていた。

ポータルやコントロールフィールドの映像表現、キャラ、背景の作画は手が込んでて綺麗だけど、その分ストーリーとキャラの奥行きがなく、話としては頭に残らない作品だった。

作中の設定がいろいろ気になってしまって。

【微妙な点】
・なぜスマホで「バースター」を使うとポータルを破壊できるのか。
・青のレジスタンスか緑のエンライテンドもスマホ上の登録だけで、センシティブの身体にも適用されるのか。
・軍車両に突っ込んでいったハンクが、なぜ最後に元気に登場してたのか回収されておらず謎。
・戦うシーンや(跳躍力、素手と銃でなぜか弾が当たらなさすぎるとか)、主役3人の力もイージーモードすぎて、特に苦もなく綺麗に解決してしまってひねりがない。
・あんなに逃げながら長時間スマホ使っててよく充電が切れないな〜と思ってみていた。いつ切れるかと待っていたのだが(笑)、一度も切れる展開はなかったのが個人的に残念。

【良かった点】
ただ、誠とサラという若い2人がメインかと思いきや、おじさんのジャックが後半にかけてどんどん深堀りされていって存在感をだしていたのが良かった。
そして、最後のサラが叫んで頑張るところは声優さんの演技が上手いな〜と感じた。



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