サービス開始日: 2016-04-05 (1759日目)
登場人物の心に寄り添って丁寧に物語を紡いでゆくというARIAの良さが特に沁み入る回でした。
ARIAの物語はアカリちゃんのウンディーネとしての成長を描く道として語られてゆくけど、今話はその物語の背後に様々なウンディーネのそれぞれの道があること、決してプリマになることがだけが道ではなく、またその道程も人それぞれ違った道を各々のペースで歩いてる事が描かれることで、作品と世界観に奥行きが広がり、また視聴者である僕らにもあなたのペースであなたの人生を歩いていいのですよ、と優しく語りかけているようでした。
ARIAは優しい世界観が印象的な作品ですが、ただ漠然と優しそうな雰囲気が描かれているわけではなく、アカリちゃんの成長を通して物語を丁寧にきちんと描いていることで初めてこのネオ・ヴェネツィアの世界観に説得力が生まれ魅力となっているのだと感じます。
圧巻。全面戦に突入するが、ここまでマーレ視点で物語が語られていたことが本当に効いてます。善悪や主人公側への一方的な肩入れというベールを通して観ることは許されない、まさに戦争、いや殺し合いをただ固唾を飲んで見守ることしかできない、この状況に鳥肌が立ち戦慄しました。
バック・アロウ、あっけらかんとした性格で見ていて清々しい。信念はないと言っているけれど、自分自身の想い - 記憶を無くしたアロウにとって唯一残された自分 - に対しては嘘をつかないっていうのが彼の信念なのかな。
アロウの性格やストーリー進行のテンポの良さ、程よくバカバカしいノリ笑、等々で見ていて何とも言えない気持ち良さを感じるのが今のところ印象的な作品。お話も結構面白くなりそうな感じで期待。
見せ所の最後の一枠をかっちょよくかっさらうあたり、やはりポップが主人公なんだな〜。爆弾のおじさんより三賢者のお姉さんのが絶対役に立つだろと思ったのは内緒。
ジオン駐屯地攻略作戦を通じて、シローの隊長としての成長っぷりと08小隊がチームとして機能しつつあるのを感じられる回でした。
作戦立案でのシローとカレンの対話だったり、シローを信じて作戦を続行したりとチームワークが出来つつある事を窺わせる描写が観ていて気持ち良いです。
それを支えているのが、頼りなかったシローの成長っぷりで、隊長としての姿もいくらか様になりつつ、トラブルに会いつつもメンバーからの信頼を何としても守ろうという必死さが更なる信頼を勝ち取っていく姿が清々しかったです。
そういえば、ゲリラの娘キキは、髪や服装の色合いといい妹的なキャラといい、なんとなくZZのエルピー・プルを思い起こさせるものがありました。
ボーダーは凄い組織だと実感する回でした。隊員それぞれ、液体状シールドや陽動に対する対応など、前回のアフト戦で得られた教訓を確実に活かす判断力をもっているし、何よりも、エゴに固執せずチームの中で自分が果たすべき役割をなにより重視する姿勢が皆に浸透している。
最強アタッカーの太刀川さんですらサポートに回る事や小細工を弄する事を厭わないのには感心してしまう。
A級隊員がA級たる所以は、単に強いという事でなく、チームワークの中で自分を最大限に活かすことのできる判断力や自律性を持っている事にあるのだなと思いました。
ストーリー進行にミュージカルのようなリズム感や音楽的な抑揚があり、主人公の心情とリンクしているようで観ていて楽しい。
アイちゃんは前回より少し元気になった印象。声優さんが同年代ということもあり14歳らしい無邪気さが感じられるのも良いです。
一方で、小糸ちゃんは、思い出の中で描かれているせいか、あまりに聖人過ぎてまるで十字架を負うイエス・キリストのよう(原罪を背負って彫像化されたみたいな)。そしてそのことによってむしろ主人公の罪悪感がより深い痛みとして伝わってくるような気もします。
また、OP曲がオープニングというよりむしろ最終話エピローグが似合いそうな巣立ちの歌という選曲で、この辺どんな意図があるのか気になるところです。
ねいると友達になれた事にほっこりしつつも色々と謎が深まる回でもありました。
作品史上最強クラスの飯テロの威力と顔芸の面白さが印象的な回でした。飯テロ考慮して夕食前に観たのに4000円の特上鰻重見せられちゃ何食べても勝てるわけないぜ…他にもうまそうなものいろいろ…。
それから、新キャラの綾乃ちゃん、初対面の人がいるのに煎餅咥えながらイモムシのように這いずり出てきて挨拶してて、あんたどんだけ人馴れしてんねんwって感じでした。飯テロ以外も、普段の山の風景とは異なる、海辺の町の様々な景色で彩られ、いつもと一味違った趣のある回でした。
今話でしまりんが読んでいた本「秘密結社のつくりかた」。
まほろさんもみなよちゃんも可愛い。
「ねえ、シモン。知ってた?私ね、カミナのこと好きだったんだよ」
「うん、知ってたよ」
普段何気なく生活の中にあるもの - 道具や料理、建物まで - ひとつひとつに作った人の想いが込められている。
当たり前で忘れがちだけど、ふと意識すると心が温かくなる素敵な考え方。そんな事を思い出させてくれるお話でした。
体感5分。これまでずっと調査兵団の皆が立体機動装置や進撃を駆使して巨人を倒していく様を爽快感と共に眺めてきたのに、今回は逆にガビ視点から全く同じようにして目の前で大切な人たちが殺されていく様が繰り広げられる。心にズシリとくるものがありました。
クリスマス会
先週に引き続き、ワートリの特徴であるチーム戦の魅力が詰まった回。特にトップアタッカーチームの戦いっぷりはアツい。風間さんの不意打ちやその布石を打つ太刀川さんの振る舞いとか戦術的なところも見応えがありました。そしてウェン・ソー姉さんかっこええ。
小隊メンバーの導入回。シローは意外に頑固、カレンはサバサバだし、エレドアはやる気無さげだがいざって時は頑張る、サンダースはトラブルメーカーらしいけど何気に義理堅い。ミケルは大体手紙書いてるw どうやらこの濃い面子による雑多なチームがこの作品の魅力のひとつなのかな。
それから宇宙出身者が地球の自然に戸惑う様が描写されているのが面白かったです。熱帯雨林の匂いや虫を嫌がる一方で、日の出の美しさにすっかり見入ったりと。
子安さん最高。