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とても良い

シャドーハウスについて何も知らないという視聴者である自分との共通点や表情の分からないケイトの様子や反応に視線が向くこともあり、エミリコ視点で、愛くるしい表情や仕草の彼女と共に部屋の外の世界やシャドー家について体験し学んでいくような感覚が観ていて楽しいです。

そしてやっぱりケイトとエミリコ、はたまたお陰様と生き人形の関係性が面白い。今話でエミリコが大切なモノについて学んだように、表情は見えないもののとても人間らしいお陰様の振る舞いについてエミリコが学んでいくとともに、自分も人間について学び直しているかのようです。生き人形は、サラが言うところ、どうやら他者の前(もしくは主人の前)では文字通りの顔、表情の映る鏡として振る舞うのが正しいあり方のよう。対照的にケイトの前でも天真爛漫に自分の意思で振る舞うエミリコは、相対する他者つまりケイトの心を写し出す鏡と言えるかもしれません。

ところで、お陰様の方では生き人形を必要としていますが、生き人形の方でお陰様を必要とする理由は今のところ見えていません。教育(洗脳)によって従事していますが、もし生き人形が完璧な存在ならば早晩この関係は崩れ自主自立へと向かいそう。この辺りの秘密気になりますが果たして。



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