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全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

キャラデザからは想像もできない展開が続く

「あなたを救う。それが私の最初の気持ち。今となっては…たった一つだけ最後に残った道しるべ」第11話の暁美ほむらの台詞ですが、この台詞に辿り着くまでの彼女の孤独な戦いの心情を思い描くと切なくなりました。
今でこそアニメ史に残る作品といわれていますが、放送当時私もこの作品の考察にとても夢中なったことを覚えています。
このまどかマギカの物語の真の主人公は誰なのか。その問いは紛れもなく暁美ほむらという女の子でしょう。
第01話でまどかのクラスに転校して自己紹介をされ、まどかを知っているかのような振りまいを見せたほむら。
まどかはこの時点で夢の中の不思議な女の子としか認識していなかったけれど、キュウべえと出会い、巴マミの案内を得て魔女という存在を知ったまどかは、暁美ほむらに幾度となく助けられていたことに気付きます。
10話をみてまた1話から見直すと今までまどかが主役と思っていたストーリーが見事にほむら主役に見えるというギミックは本当に見事で、観ればみるほどほむらに感情移入してしまう構成には涙しました。
11話のワルプルギスの夜戦の重火器のオンパレードは劇場版クラスの派手さです。
キャラクターデザインの可愛さ、魔女空間デザインの奇抜さ、劇半曲のおどろおどろしさもあって何度見ても飽きなくて自分でも驚いています。
当時まどかの下した最後の行為は賛否両論の議論を呼びました。一人が犠牲になり残された者は戦い続けるという結末はとても神話的です。
まどかのいない世界で戦い続ける暁美ほむらはそれで幸せなのかい?という視聴者の疑問は、まどかマギカ劇場版3部作の完成をもって新たなステージに移行しました。
自衛隊の駐屯地やヤクザの事務所から銃火器を盗むほむらの様子とかそういうのはPSPのゲーム版がばっちりフォローしていますのでそちらもおすすめです。



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