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とても良い

終わらせ方、終わりへの到達方を模索する面々の姿に青春を感じずに居られない
特に自分が身を引くことで今の関係性を守り、穏やかな終わりを迎えようとする結衣の姿には見ているこちらの感情が揺さぶられ放題ですよ

前回、自分は蚊帳の外に置かれていたというのに比企谷と雪乃が対立する事態を前に反省の弁を口にする
こうも反省するのは「ちゃんと送り出したい」の対象に比企谷たちが入っているからか。彼らに気持ち良い終りを迎えさせる為のプロムで対立の芽を作っては本末転倒
対して比企谷は今の関係性を惰性としないために「区切りつけないと」と返す。このまま終わりにするつもりはないとの考え方。

その後のいろはの発言からは彼女の行動原理がかなり見えてくる。いろはは随分と成長しているようで
プロム開催の理由は相手を送り出す為だけれど、動機は相手の為ではなく自分のため
この構図はプロム編に入ってからの比企谷にも繋がる
いろはは比企谷と同じタイプだと言うけれど、むしろ比企谷を手本に変わったのではないかと思えてしまうね

比企谷が雪乃を手助けする理由に責任を上げたけど、動く動機は究極的には自分が望む「本物」を手に入れるため。
ファミレスのシーンは第二期5話を思い出すね。あの時は動く理由も動機も小町を引き合いにした。だから遣り方を間違えた
けど、今回は理由も動機もはっきりしてる。戸塚の問いにもしっかり答えられるし、気持ち良い協力も得られる

対して結衣は先日の涙の正体を隠す。比企谷の企画を手伝う理由も、ペアフラットを選んだ理由も隠す
こんな日が続けばいいのにと誰でも考える単純な願い。でも結衣はそれを眠ったふりで隠して、自分にも隠して終わりを迎えようとしている
比企谷との二人、奉仕部の三人。結衣にとって選ぶ余地の無い問い
望まぬ終わりを迎えようとする結衣の姿はあまりにも……

そういえば、雪乃は前回ラストで「これが最後だから」と言っていた。また、雪乃も今回の比企谷のようにプロムは実現すると確信していた
彼女の姿勢といろはが語った「後悔しないため」はどこか繋がっているように思えてしまう
雪乃と比企谷が知らずしてすれ違いの度合いを深めていくような…

気持ち良く前に進んでいる比企谷とそうでない結衣と雪乃の対比に不安を覚えずに居られない



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