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とても良い

原作既読
誰にでも自分の全ての面を見せる訳では無い。そんな現代でひょんな事から学校の教室では見せられない面や時間を共有する事になった堀と宮村の日々は第一話から早くも居心地良いものになっているね

学生は教室や学校で得られた情報で相手がどのような人物であるか判断してしまう事が多いように思う。イケてる女子であるとか根暗な男子であるとか
でもそういう人達だって学校以外では別の面を見せたりする。堀は家事働き、宮村はピアスにタトゥー
本来は人に明かされない筈の面、秘密を明かし合うように共有していく構図は好き

堀も宮村も学校以外で見せる面を事更に知られたいわけではない。だから相手の意外な一面を知っても、それで偏見を持つようなことをせずに受け入れられる
それが互いに安心できる居場所となっていく流れは良いね

石川も宮村の異なる一面を見た際、気味悪がるような事をせず宮村の個性を尊重する姿勢を見せたのは堀と同じ
でも、石川が堀と同じように宮村と他人に見せない時間を共有する者になったかといえば、そうではないのだろうな
石川は宮村のような顔が堀は好きなのかと見た目で考える。まだこの時点では宮村の別の面までは見通せていない
それが変わったのがラストシーンかな。振られた自分を本気で心配する宮村を見てようやく「お前良い奴だな」と理解する
変な始まり方をした石川と宮村の絆はこうして始まったのだなとよく判るね

一方で宮村が気にしてしまったのは堀の株。株とは教室での堀の面を差している
でも、既に堀と宮村は教室以外での面を共有する仲なのだから、本当に宮村が堀の株を気にする必要なんて無い
教室での立ち位置よりも他人に見せない時間を自分達だけのものにしたいと思い始めた二人の触れ合いについ目が吸い寄せられてしまうね



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