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良い

タイトルは「宣戦布告」。これはタイバーの演説ではなくその裏側で行われるエレンとライナーの会話を差しているね
エレンの言葉は戦争を仕掛ける理由となるが、その言葉に正義は見出だせず、まるでエレンがあの日壁を壊した巨人になったかのように見える構図が恐ろしい

マーレに戻ってきて以来、自責の念で追い詰められていたライナーにとってエレンとの再会は「有り得ない」けど、同時に渡りに船な一面もあったのだろうなぁ……
マーレでライナーは英雄だから彼を裁くことは難しい。でもライナーの被害者であれば彼を裁く権利がある
ライナーがエレンを前にして堰を切ったように己の罪をぶち撒けたのはそういった想いがあったのだろうな

でも、そんなライナーを前にしてエレンの様子はいつかの日々と全く異なるもの
ライナーの行動を仕方なかったと言い、更には気持ちが判るとまで言ってみせた。今のエレンは復讐者として現れたのではなく、ライナーに共感する者として現れた
だからエレンの行動もライナーへの裁きではなく……

復讐者ではないエレンがヴィリー・タイバーを殺せば止まるなんて事は有り得えない
まるで壁が壊されたあの日の再現であるかのような進撃の巨人の出現。理不尽に命を奪われる事に憤っていた筈のエレンが命を奪う側に回ってしまうという超展開
本作の方向性が明確に変わった瞬間だね



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