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良い

あれから15年歌い続けたとは言え、最初は無観客に近かったヴィヴィのステージは拍手に満ち、記事も書かれるようになった。そして世界はヴィヴィの活躍でAIが発展、ヴィヴィ自身も感情の振れ幅が大きくなったように見える
どう考えてもマツモトの介入によってよりAIが力や権利を持つ未来に近づいているような気がするんだけどな……

エステラの動機を気にし続けるヴィヴィ。動機とはすなわち心がどう行動に結びつくかという点に繋がる
観客が増え歌が褒められた事で『心』を気にするようになったヴィヴィだから、笑顔に満ちているエステラが何故サンライズを落とすに至ったか、その心の動きを気にしてしまうのだろうね

エステラは自分なりの心を語ることは出来るけれど、AIだから滑稽さは否めない
エステラの言葉を肯定するヴィヴィも心は判らないからそれが正しいなんて言えない。「素敵な定義だと思う」と無表情に語るしか無い
技術は進歩して見た目は心があるように見えても、心に関して疑問符が付くAI達の歪さが見えるような遣り取りだった

エステラに心を問いかける時のヴィヴィの目は機械的で有るのに対して、エステラは人間的な目
警報に不安がる皆を落ち着かせる為に歌う時のエステラの顔は機械的
これらの場面で表情を敢えて機械的に書いた意図をつい考えてしまうね

それにしても第1、2話では使命という単語が何度も飛び出たけれど、今回はあまり目立っていなかったな。その代わり印象的だったのはお世話係の使命を持つエステラが口にしたオーナーとの『大切な約束』
家族として接してきたルクレールを破壊してまで彼女がしようとしている事は一体何なのだろうか?



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