Annictサポーターになると広告を非表示にできます。
良い

人権もなく戦地に送られた86区の住民を哀れんで熱弁を振るうレーナ。一方でスピアヘッドの面々はレーナを「生き辛いだろうな」なんて憐れんでいる
生きる環境は全く正反対で相手もろくに理解していのに上から目線で相手の境遇を可哀想なものだと思い込んでいる

レーナは「離れていても心はちゃんと通じてる」と豪語する。けれど、その瞬間に軍服の飾りが落ちたように、スピアヘッドからはウザがられ嘲笑われ全く通じ合っていない事がスピアヘッド側の描写から判る
日常の交流ではレーナとシンエイの心が通じ合うことはない
その変化が垣間見えるのは戦闘中の通信だね

レーナはスピアヘッドの交戦能力からシンエイ達の能力の高さを知る
シンエイ達は戦闘中の指示からレーナをただの優等生でないと知る
それでも遣り取りはまだ少ないから相互理解には及ばない
2人は言葉を交わす内にシンエイはレーナをどう理解していくのか、そしてレーナはシンエイをどう理解するのか
ラストの表情から先の光景をつい想像してしまうね

それにしても戦闘描写は凄まじかったね
蜘蛛のような形をしたジャガーノートがまるで身体を束縛するものなんて何も無いかのように自由自在に動き回り敵を蹂躙する
戦闘シーンを見るだけでも本作が充分に魅力的な作品だとよく判るね



Loading...