ヒラサワのMV的なストーリーと画像が心地好い。こまけえこたあいいんだよ!爽やかな映画だった。
久しぶりに見た。初見の時は呆気に取られたけど、だいぶ理解できた。
夢とも現実とも区別がつかない意識が混濁する感じが気持ちいい。
ナンセンスな言葉の羅列にモダンな百鬼夜行、騙し絵のような世界の中、スパイスを加えた後に現れた夢を飲み込み成長する少女によるフィナーレと、唯一無二の世界観に浸れて楽しい作品。
夢って、起きてからなんでこんな脈絡も整合性もないことに疑問を持たなかったのかなと思うことがあるけど、まさにそれが作品から伝わってきて面白かった。
音楽は好きな感じではないけど、作品には完璧にマッチしてたと思う。平沢進の曲って大体不安な気持ちになるw
歌詞の意味不明さと映像の意味不明さ相まって、気持ち悪さ倍増という感じがした。
パプリカからインスピレーションを受けて、インセプションが生まれたらしいけど、確かに、影響を受けてそうだけど、インセプションのほうがより理論的で、パプリカはどっちかというと哲学的だなと思った。