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良い

最後のオチがブラックだという意見が多いようですが、いやいや、全然黒くないと思いますよ。今回のテーマはズバリ「持つ者と持たざる者」です。

今年大評判となった映画『グレイテスト・ショーマン』で、白人男性フィリップが有色人種の女性・アンに恋をし、住む世界が違うと嘆くアンにただ「そんなの俺は気にしない」と連呼する、というシーンがあったんですが、いやいやそういう問題じゃないんです。当時のアメリカにおいて絶対に迫害されない白人男性が彼女に「身分の違いがあっても気にしない!」と言っても説得力はゼロで、その違いのせいで彼女は命も危ないんです(実際、サーカスは放火されました)。受けている苦しみを理解しようともしないまま甘い言葉を吐くフィリップと主人公バーナムのせいで、この映画は正直褒められたものじゃありませんでした。年間ワースト候補です。

今回の鬼太郎でも、ユウスケがいくら「君は心が綺麗だ」と言っても、それがきららの救いになるかと言えばそうとは限らないし、これまでのフィクションはそうなる展開を書きすぎたと思います。きららが受ける悲惨過ぎるいじめや扱いは、見た目の美しさより心の美しさ、みたいな美談だけで解決できるものじゃないですよ。宅急便の男のあのリアクションとか失礼にも程がある。持たざる者だった故に悲惨な目にあったきららの呪いは、持つ者であるユウスケは勿論、まなにも、そして大人の事情で持つ者へと改造させられた(←ここ重要!)猫姐さんにも解けるものではなかったのです。

俺は決して、整形手術を受ける人を馬鹿にしたりは出来ません。元が不細工だろうがそうでなかろうが、より美しくなりたいという願いは絶対に否定されてはいけないのだから。



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