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とても良い

高原学園園長は天国を作り、広めるために、自分の脳を移植して永遠の命を完成させるという。そして、その天国という目的の先のビジョンを知らないながら付き従う学園スタッフの「超えちゃいけない一線を超えてきた」という言葉には、この世界の善悪は何なのかという真実がそもそもおぼつかないということを改めて感じさせるようだった。

そして、さらに、子どもたちが外の外へ到達することが役割のヒルコだという事実は、人の敵は人食いであり、また人であるということのようで、それこそ善悪の真実の不在を表すようにしか思えないものだった。



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