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とても良い

ソーマの前菜や鼓舞の言葉を受けて
残り10分で調理し直すことにしたえりな。

すべての料理を高い完成度で作れてしまことから
すべてがスペシャリテであり、
そういう意味では真のスペシャリテを持ってないえりな。

作った料理は親子丼だった。
前菜とメインをつなぐ食材としてゲソピーを使ったり、
最後に親子丼を化けさせるために化けるふりかけのにこごりを使ったりと
自分だけでなく、創真の力も用いた料理だった。

このコース料理は司と竜胆を唸らせて、薊さえも唸らせてた。
頭ではダメな料理だとわかっていても、体が反応してしまう薊。
止まらないおさずけの伝播していく様子が面白かった。
緋沙子がかっこいいこと言った後におさずけされそうだと思ったら
まさにそのタイミングでおさずけされてたな。

完璧な料理を完成させても、
それをさらにおいしくするためにまだ追究しなければならない料理の道。
その道に迷い込んでしまった丈一郎がダメになってしまったと
薊は判断したことで、料理人が健やかにいるために
料理の完成形を導き出さなければいけないと考えたみたいだ。

最終的には創真とえりなの勝利。
えりなも楽しそうに料理しててよかったし、
薊からも完全に解放されてた気がしたな。



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