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「今後 この子の顔をまともに見られなくなると思う」白澤の言に加えシャミ子の幼少期の苦難を知ってか、負い目と親愛の情が綯交ぜになっている桃。一期終盤のような警戒心は消え失せ、生き血すら躊躇なく差し出す勢いを見せる。
一方でシャミ子も宿敵という認識が桜のコアの件で揺らぐのだが、桃は新しい目標を語って笑う。「桃をニコニコ笑顔にすること」が不意に叶って、罪悪感とのギャップで泣いてしまうシャミ子。
「シャミ子が笑顔になれるだけの ごくごく小さな街角だけど全力で守れたら」これはシャミ子と同じ気持ちと捉えても良いが、文脈を踏まえると色々な含意がある。
「この町に固執する理由」がなくなる、即ちマクロな「町を守る」ことがどうでも良くなる、桃はこれを姉が見つかったからとしているが、弱くなってもいいという意味では姉の居場所がまだ分からない時点で生き血を差し出そうとしており、つまりはシャミ子の垣間見た「それより大事にしたいものができたから」の通りミクロなシャミ子のことが第一目標になった結果と解釈できる。
またそうすると「今は戻ったほうがいい」というのもシャミ子の思うような強さの問題ではないということになる。相変わらずやや擦れ違いながらも歩み寄っていく二人。



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