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良い

長かった本作も遂に最終回。実際はシロッコを倒しただけで中途半端な終わり方だしこの後に「ZZ」や「逆襲のシャア」が控えていることを思えば何も終わっていないと見ることも出来るのだけど

劇場での会話は人類と世界の在り方を説いたもの。けれどそれを語るのがシャア、ハマーン、シロッコと立場的に選ばれた人間である点は、どれだけ大きい言葉を使おうと彼らが狭い世界で語っているようにも見えてしまう。
人類をどう導くかを議論する三人の場にニュータイプとしてほぼ覚醒しているカミーユが乱入し目的のために大勢の人が死ぬのは間違いだという単純な主張をする場面は、彼の子供らしさを感じさせると同時にそれがどうしようもないほどの真理であるとも感じさせる
そんな作品の集大成とも言えるキーキャラクターによる会話劇が立場があるわけでもなくニュータイプでもない一般人のファによって終了してしまう辺りが本作がどこへ向かおうとしていたのかを判らなくさせてしまう要因にも思える

又、ラスボスの一人であるハマーンが強いのは確かだけど同時にシャアへの未練があまりに溢れているのだから少し面白い。富野由悠季監督が描くキャラクターは精神面が面倒なことになっている場合が多いがハマーンはその筆頭。
彼女がもう少し素直になっていたら、ミネバを守る立場にこだわらなかったらどうなっていただろうと少し考えてみたが、シャアが彼女を毛嫌って居た時点でどうしようもないと気付く。もはや運命レベルの面倒さ
そういえばシャアは戦いの中で生死不明になったという認識で良いのだろうか?聞くところによるとこのまま「逆襲のシャア」までほぼ登場しないというのだから驚き

エマの死を見届け想いを託されたカミーユ。強敵シロッコとの戦いの中でニュータイプとして完全覚醒し死んだものたちを呼び出しジ・Oの動きを封じる凄まじい働き。初代ガンダムなどはリアルロボットものなんて呼ばれることもあり、Zもある程度その系譜を引き継いでいることを考えるとカミーユの在り方がどれだけ異常な領域に達しているのかが察せられる
戦いが終わりニュータイプとして完全覚醒した後の彼がどのような立場になるか興味があったが待っていた結果は精神崩壊。これほど呆然としてしまうような終わり方をする作品は珍しい

自分の中で消化できない部分があまりに多く評価が難しいと感じさせるような最終回だった



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