Annictサポーターになると広告を非表示にできます。
とても良い

最後の語り手がカレンで有った点は印象的。彼女もルルーシュと同じく「大切な人が平和に暮らせる世界」を目指した訳だから、ルルーシュが居なくなった後の世界がどうなったのか語るのはやはり彼女以外には居ない

結局の所、ゼロレクイエムってそれ程意味のある行為ではないんだよね。新しい政治システムを示した訳ではないし誰かを幸福にした訳でもない。
憎しみや嫌悪の蔓延でどうしようもなくなっていた世界をリセットし再び明日に向かって進めるように、自分が世界全てに対する悪となりそれが別の正義によって取り除かれる舞台を演出する必要があったというだけ。自身が死んだ後への差配はシュナイゼルに仕込んだ「ゼロに従え」しか無い
なら、世界を滅茶苦茶にしておいてその後は全て人任せで無責任かと言えばそうではなく、リセットされた世界で人々がギアスによってではなくそれぞれの意思で明日に進んで欲しいというルルーシュのささやかな願いが前面に出たんだろうと思える
そんな願いを人々に託せたのもナナリーとスザクが居た点は大きいのだろうな

当初はナナリーにギアスを掛けたら自分の信念が揺らいでしまうと躊躇していたが、ナナリーが自身と同じ覚悟と願いを示した事でギアスを掛けたルルーシュ。この瞬間にルルーシュの中でナナリーは庇護する対称ではなく、敵としてギアスを掛けるに値する存在であり同時に後世を託すに値する者と認識したのかな
スイッチの受け渡しの後、舞台を降りたルルーシュと降りられず置いてかれたナナリー。その後の二人の立場を比喩するようなシーンにも思える

ゼロレクイエムの後の世界はカレンに言わせれば「マシになった」程度で問題は多そう。
そんな世界でスザクが名と顔を捨て生きることが罰なら、ナナリーの最愛の兄の居ない世界で生きる事もフレイヤを使った罰なのかも知れない
それでもナナリーはルルーシュの記憶を見たからこそ、兄が居ない世界でも責任ある立場から逃げようとはしないんだろうな

ルルーシュが掲げた幾つかの願い。ナナリーが平和に暮らせる世界はナナリーが覚悟を示した事で自分が叶えなくても良いと知り、再び生徒会を集めるのは多くが死んでしまったから不可能。なら3つ目のC.C.が笑って死ねるようにとの願いは叶ったのかな?その点はまだはっきりと判らない。
けれど、本当に良い作品を見られたように思う。スタッフの皆様には心から感謝したい



Loading...