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良い

判っていたことだけど展開が随分早い。
あまり愉快なエピソードではないから、ポンポン進行してくれるのは有り難いんだけど、今回の話の肝となる民衆に真実が知られされる辺りの描写が唐突なように感じられてしまったのは残念。
記者については新聞関係のエピソードを幾つか削っているからいつ調査兵団に協力する気になったのかと突っ込みたくなるし、フレーゲルが怯えて協力を拒否する話と調査兵団と協力して憲兵を陥れる2つのエピソードが同じ回で描かれたために、少し前のシーンで怯えていたフレーゲルが何故進んで囮役を引き受けたのか引っかかってしまう構成。

ただし上記以外では満足できる内容
ケニーを中心とした憲兵に追い詰められ更にはエルヴィンも囚えられ壊滅寸前の調査兵団。そもそも初期の頃から調査兵団は金食い虫とか何の意味があるんだと作中では散々罵倒されてきたのに、ここに来て間違った存在として扱われてきた調査兵団の方が正しいのではないかと再定義されていく流れが素晴らしい
憲兵のマルロは人類にとって調査兵団が必要だと説き、リヴァイに協力することを申し出る
フレーゲルも父が憲兵よりも調査兵団を信頼したという話を聞いて、自分も同じ道を歩むことを決断する

しかし、既存の権力である王政や中央憲兵からすれば調査兵団は間違った存在としか見えない。それは憲兵の「あんたはマトモじゃない」という発言や王政が人類の窮地よりも壁内の平和を優先しエルヴィンや調査兵団を処分しようとする姿勢に現れている

既存の正しさと新しい正しさが本格的に入れ替わる革命の瞬間がどのように描かれるのか、今から楽しみで仕方ない



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