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とても良い

炭治郎の激痛を「長男だから我慢できた」って考え方は炭治郎らしくてとても素敵
そういった心構えがあるからてる子などの小さな子供を前にしても頼り甲斐あるお兄さんの顔を保てているのだろうね

炭治郎、善逸、伊之助。三人の鬼殺隊士が揃い、その戦い方が描かれたけど、本当に三者三様。戦い方に違いが出るのは三人の雑念の捨て方、信念の抱え方に違いが有るからかな?

炭治郎は実は猛烈な痛みの中で飛び回っていたことが判明する。痛みはある意味、雑念に当たる。それを抱えたままじゃ鬼とまともに戦えない。だから炭治郎は雑念を捨てるために、水の呼吸はどんな敵とも戦えると自身を持ち直し、更には自身を鼓舞することで雑念を捨てた。鼓舞する時に自分を表現した言葉こそ炭治郎の信念なんだろうね

善逸はとことん情けない。自分より年下で守る対象のはずの正一にも泣いて縋り付く。鬼が現れれば逃げてしまう。自分の弱さに負け泣き叫ぶ善逸は雑念の塊だ。雑念を捨てるには一度意識を切らなければならない
眠り、無我の境地に入った善逸は地獄の鍛錬で身についた奥義を繰り出す。ただ、それは自動発動なのではなく直前の正一を守らなければという信念がなければ成立しないもの

伊之助は猪突猛進とまっすぐ強い敵目指して進む。けど、響凱を前にしても炭治郎が強いと判ればそっちへ向かってしまう。伊之助は雑念と信念が一緒くたになってしまっている。ただ、その御蔭であの屋敷に3日も閉じ込められても戦意を失わないでいられる
雑念を捨てる必要はないが、かといって信念があやふやになってしまう本末転倒感

そして炭治郎に対するのは雑念だらけの響凱。鬼は人を喰うのが生き様なのに、彼は十二鬼月に戻るために人を喰おうとする。だから鬼殺隊士も敵ではなく、邪魔者としか思えない

雑念だらけの響凱と雑念を捨てた炭治郎。もはやどっちが勝つかは明白だね



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