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良い

久々の『進撃の巨人』、以前とはかなり毛色の異なる話が展開されており描かれるのも敵視点
これらは一見『進撃の巨人』らしからぬように見えるけれど、巨人の絶対性は変わらずに存在するのだと明瞭に伝わってくる構成は秀逸

ガビ達のような少年少女が前線に居るのは巨人の継承者を定める為だし、巨人を安全に使用する為に800人の命を使う事は必然とされてしまうし、現実の戦場かのように見えた戦いを終わらせるのは非現実的な巨人による質量爆弾
舞台も登場人物も変わっても巨人が支配する光景は変わらないという恐怖

巨人の大勝利に見える一方で巨人が絶対の戦力でなかった為に「巨人の力が全てを支配する時代」は終わりつつ在るのだと明示してしまうのは皮肉な展開
巨人の立場が危うくなっているのにマーレが求めるのは始祖の巨人の力。そしてそれを所持しているのは……
毛色の違う最終シーズンにおいても巨人を巡る物語は変わらずに展開されるのだという点がよく判る内容だったね



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