Annictサポーターになると広告を非表示にできます。
とても良い

戦争の悲惨さを知るアルミンが回想する形で紡ぐまだ穏やかだった頃のパラディ島
「あの時なら未だ何かを変えられた」という言葉からは今の状態を本気で後悔している様子が伝わってくるね

今回、幾度か登場する「話し合い」という言葉とそれを脅かすような力の影が印象的
アルミンが考えるのは話し合いによって和解できないかということ。それは幾つかの場面で実践されているね
ハンジとイェレナは話し合って協力関係となった。ニコロは食事を通してサシャやその家族と蟠りが解けた。調査兵団の方針を決めるのも話し合いによるもの

一方で話し合いを脅かすのはいつだって力の存在
イェレナはハンジ達と話すために上官を撃つ必要があった。イェレナ達の諜報はマーレの力の前に成す術がなかった。マーレの調査船団を有無を言わせず従わせるには巨人の力が必要だった
話し合いとは相容れないが影のように付き従う力の存在にエレンとアルミンの決断の違いが見えてくるね

アルミンは時間を掛けて話し合えば判り合えると説く
エレンは時間を稼ぐためには力が必要だと考える
二人は根幹から擦れ違っているから、アルミンに今のエレンは判らない
懺悔とも決意とも言える言葉を投げかける相手は話し合いができない状態となったアニー。思い返せば彼女とは話し合いが決裂し戦うしか無かった相手だったと考えると何とも皮肉めいているね

改めて示されるサシャの死
「勝てなきゃ死ぬ」とはミカサの言葉。それに続くように放たれたエレンの「戦わなければ勝てない」との言葉があまりにも重く伸し掛かる



Loading...