Annictサポーターになると広告を非表示にできます。
良い

騎士団とは別の時間を歩んできた秋谷の物語が描かれる今回、ストーリー的には異質で有りながら、前回明かされたアニムスの目的を考えれば、アニムスに立ち向かう上で秋谷の生き様は一つの答えに成り得るもの
全知の神ではなく無知の人と悟った彼の人生は示唆に富んでいる

全てを知り神通力を持つ彼は人を超越した存在。だというのにそうでない人々に教えるより教わる方が価値あると悟った点は面白い
最後の場面で雪待達に何を教えられるかを悩む彼に対して、ザンの方が何を教えるべきか正しい答えを持っていた。全てを知っていても、彼一人では正しい答えは教えられない

だとしたら秋谷が雪待達に戦術よりも助け合いを教えたのも似たような理由かも
秋谷は全てを知っていても、自分が知っているだけ。なら雪待と昴を一人とするのではなく、盾と矛を合一させれば最強にも無敵にもなり、全知を超越する
秋谷が最後に教えた生き様。それは500年を込めた大技だけでなく、その人生観も込められていたのかもしれない

だとしたら秋谷の生き様が手紙と昴の伝聞によって夕日と三日月に伝えられたのも意味があるのかもしれないね
地球を壊そうとするさみだれ、師匠の仇を探す昴。2人の年少者を前にして、年長者であり秋谷の生き様を知った夕日と三日月がこれから彼女らに何を教え、そして何を教わっていくのか。そういった連鎖にも期待したくなる継承が描かれたように思うよ



Loading...