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良い (4.1)

平塚先生が結衣に期待していた事ってなんだろう?比企谷と雪乃の間を取り持つこと?

今回は全体的に雪乃の言動が印象的。やる気がないのに構ってやるのは義務教育まで、と普段の雪乃が言いそうな事を逆に先生に言われてしまう程に結衣を庇おうとする。それだけ結衣を大事に思っている証明か。
また表面的には嫌っている比企谷を誘ってまで結衣へのプレゼントを用意しようとする描写からもどれだけ奉仕部の関係性を、そして結衣の存在を重視しているかが判る

小町の仕掛けもあってまるでデートのような形になった比企谷と雪乃だけど、この時の雪乃は何を思いながら一緒に買物をしていたのだろう?結衣のプレゼントを選ぶには力不足だという自覚も有るだろうけど、どちらかと言うとそれを理由として比企谷を引き留めようとしたのではないかと勘ぐってしまう。特にラストの「ちゃんと始めることだって出来るわ、貴方達なら」という台詞からはまるで比企谷と自身の間には始められなかった「何か」があるのかと勘ぐってしまう。その「何か」をこの買物の中で取り戻そうとしたのではないかと

そして今回はそれぞれがはっきりと知ることのない部分で事態が進行していくのが恐ろしい。
雪乃は結衣の好みも確かな誕生日も知らず(結衣の反応からして実際は違ったんだろうなぁ)にプレゼントを渡す。比企谷に対する雪乃の反応を見た陽乃は何かを感じたようだけどそれを語ることはない。結衣は雪乃と比企谷のデートもどきを見てしまう。そして雪乃は結衣が勘違いをしたことを終盤まで知ることはなかった

それでも不器用ながらに理解し合おうとしたのも雪乃である。今更聞いてもどうしようもないと引いてしまう結衣に対して、貴方にはきちんと話しておきたいと言う雪乃の姿勢は今回の話の中では際立っている。それによって結衣が部活に復帰し、比企谷も結衣との関係を受け入れることが出来た
ただ、それによって雪乃が何かを手に入れる機会を失ってしまったようにも思えるのは気のせいか?
ラストシーンで比企谷が雪乃のブックカバーを見つめていたのはその失ってしまった「何か」を察した為だろうか?



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