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良い (4.3)

スウォン・カンデルは見た目は老人なのにヴィレムの前では少年のようなはしゃぎようになるのが何とも意外。
しかし、以前に戻ったのは口調だけでそれ以外の殆どが大きく変化しているのがもう戻りようのない時間の変化を感じさせる。
ヴィレムが人間で在り続けるのに対しスウォンは既に人間を辞めている。スウォンが楽園の創造主であるのに対しヴィレムは妖精倉庫の管理人。スウォンが妖精を使い捨ての道具と捉えているのに対し、ヴィレムはクトリ達を帰るべき居場所と捉えている。そういった諸々の変化の象徴がドクロだけになったかつての敵イーボンキャンドルであり、それがヴィレムとスウォンと共に同席していると考えるとちょっと面白い

精神崩壊が進んでいくクトリの頭に響く声の主はクトリの前世?それにしては不思議な少女だったけど何者なんだろう?あまりにもあっさりと人格破壊が始まったと告げられた時は驚いた。結局目覚めることは出来たけど完治したわけじゃないから何も安心できないなぁ…

スウォンが隠した獣の真実。クトリが支払ったどでかい代償。話としては一段落ついたはずなのに次回以降の話に全く希望を持てないってどういうことなのさ



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