Annictサポーターになると広告を非表示にできます。
良い

第一作目の企画書や詩羽達を誘う流れを思い返せば、今回の倫也からは大きな成長を感じられるのだけれど、その行動が遅きに失したのもあるしありとあらゆる点が紅坂朱音に遠くおよばないことが哀しすぎる……
第一期がメンバーそれぞれを本気にさせていく流れだったとすれば、第二期では皆が本気になって作り上げたのに倫也の失策やその後を続けられなかった為に仲間を失ってしまう流れのようにも思える。
そもそも狂人のような紅坂朱音が相手になってしまった時点で敗北確定なのだけれど、倫也の明確な落ち度としては詩羽が言うようにクリエイターに無理をさせることが出来なくなっていた点があげられるか。英梨々スランプまでの倫也は歌や加藤には無理ばかりさせていたし、ゲスな手法で美智留を引き入れもした。しかし、現状では全く絵の描けなくなった英梨々を許してしまっているし、企画書でも二人に負担をかけないように配慮してしまった。

対して紅坂朱音は言動が狂人のそれとしか思えないけれど、クリエイターを奮起させるには充分すぎるほどの言葉を投げつけている。二人が夢中になって読み込んでしまう企画書、プライドを刺激するどころかへし折るような挑発、トドメとして詩羽には英梨々のオマケと言い放ち、英梨々の魂を削って描いた絵をコピー……
詩羽も英梨々も倫也にごめんと伝えているが、倫也を裏切ったことに嘆いていても紅坂朱音を選んだことに後悔は見られない。詩羽は紅坂朱音の企画を「まあ死んでもいいかな」と評していたけど、それどころか命を投げ出してでも書き上げたいという感情を抱いてしまったのだろうね
暴虐的な力によって倫也のゲーム制作仲間だった二人をクリエイティブな部分を刺激してかっさらってしまった紅坂朱音は本当にラスボスと呼ぶに相応しい存在。これに対して倫也がどう立ち向かっていくのか非常に楽しみ



Loading...