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良い

夏目が友人帳を名取に隠す理由を「名取さんは優しくてああ見えて心配症っぽいから、話すとなんか俺が心配になりそうなんだ」と語ったのは少し意外だったけど、それに対して柊が「話さなければ話さないで心配することもある」と返したのは印象的な会話だった。
ここで二人が語っている言葉の意味は見えない、判らないことによる心配や恐れなのかなと思う。夏目は禁術である友人帳を名取が知る事で更に名取が厄介な事態に巻き込まれてしまうのではないかと危惧しているし、名取は夏目が隠している秘密により夏目の身に危険や的場の手が伸びるのではないかと心配し小物妖怪にまで聞き込みをしている
妖怪が友人帳を狙いに夏目を襲ったあの場面では、夏目の身を心配すると同時に夏目の心も大切にしたいと思っているからこそ、聞かなかったことにすると言い出す名取の優しさは深くて暖かい。
これは夏目の言葉で直接聞きたいという想いの他に友人帳のことを知られたかもと恐れる夏目の姿を見て言ったのだろうけど、夏目もその言葉で名取が真剣に自分を心配してくれていると知ったからこそ自分の口で名取に説明しようと決心したのかな。
Aパートで祓い屋の術のことについて「深く知れたら恐れるだけじゃなくもっと出来ることが増えると思う」と夏目が語っていたように、相手が自分のことをどう思っているか知ることで踏み出せる一歩もあるのだろうね

普通、遺産目当てで部外者が大勢押し寄せたら家人は迷惑に思うものだけど、紅子の場合は別。それどころか屋敷とともに祖父の思い出が壊れることを望むかのように振る舞う姿は一種異様とも言える
見えない妖怪について話してばかりいた祖父を敬遠するあまり住んでいた家すら嫌うようになった紅子は、今回の騒動を通して祖父の想いを知っていくことになるのかな?



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