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とても良い

コンクールに向けてのオーディションにみんなの熱も入るというのは良かった。今回個人的に一番感動したのは、葉月の音楽を面白いと思う心を見つけるくだり・・・ではなく、挫折しそうになる瞬間の描写である。
音楽やゲームなどのプレイヤースキルがある娯楽は、最初は面白くて無限にやれたのに、うまくなろうとする瞬間の厳しさが本当に辛いもので、それを乗り越えた者たちが本当にうまくなっていく。葉月が「簡単じゃないですか!」と言う気持ちも、恋をして青春する選択に揺れてしまう気持ちも痛いほどわかる。見てて心苦しくなってしまった。でも本当に"あるある"で、そして初心者である葉月はそれが絶対に訪れる。それを乗り越えるという物語自体も良いのだが、それを描くことを選んだことが素晴らしいと思った。
この回は、実際に音楽をやったことがある(今もまだ続けているか、やめてしまった楽器がある)人間には絶対刺さるものがあると思う。人によって微妙な話と思うかもしれないが、個人的にはこの回は素晴らしい回だった。葉月の恋愛フラグだとか、葵の意味深な応援とかはまあまあ。



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