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親が殺害された件の違和感に気付き、少しでも心の枷を軽くしようと懸命になるミチル。そんなミチルに好意を抱くナナしゃんは、確かに好きな人のプレゼントを選ぶただの女の子にしか見えない。

プレゼント交換も済まし、ミチルを想うナナに知らされた一報。呼び出されるミチルと襲い来る影。ただ、必死に逃げている中でもナナのことを蔑む物言いに、決死の抵抗を見せるミチルの好演は、ふわっとしつつ芯を持つ女性の演技がピカイチな流石の中原さん。気高いなぁ。強いなぁ。

そして、鶴岡の声を聴いてもなお、本気で助けに行くナナ。致命傷を負い、死を覚悟した中で、助けに来てしまったミチルに必死にやめろと叫ぶ声が切なくて辛い。「ヤダ」の二文字がこれだけ濃い作品も稀。

当初はナナの一方的なマーダーゲームの様相を呈してましたが、実際はナナが友達を見つけ、失ってしまう物語。これを悲劇にして欲しくない。続きが欲しい。そう思う一作でした...



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