Annictサポーターになると広告を非表示にできます。
とても良い

ソーラレイ発射の時点では、キシリアはデギン公王が単独でレビル艦隊に接触して和平交渉に臨んでることを知らなかったのか……。
そしてギレンの名言「あえて言おう、カスであると」とジークジオンコールがここで。そして「圧倒的じゃないか我が軍は」までも。
アムロが最後の出撃前に士気を鼓舞するために方便を使うとは。

結局、デギンの子達は昔から兄妹弟仲が悪く、キシリアも権力欲が強かった。ORIGINEではキシリアによる次男サスロの暗殺が匂わされていた。そこを踏まえればギレンはキシリアに隙を見せるべきではない。
ジオンはMS部隊への学徒動員までしていたとは。
ギレンはソーラレイによる連邦軍主力の撃破によって戦況を優勢に反転させたと認識していたようだが、実際は大局が違う。ジオンの主力拠点であるア・バオア・クーで迎え撃たねばならない時点で劣勢は変わらないし、地球まで戦線を押し戻す残存兵力も既に無い。

シャアもニュータイプに覚醒し始めたが浅いためにジオングのサイコミュを使いこなし切れない。
次回はいよいよ最終局面。

この一年戦争の終盤は、もう後戻りが出来ないことを意味していると思う。アムロ含め、ホワイトベースの面々も連邦軍の残存部隊としてア・バオア・クーを堕とすしか道がないし、シャアはセイラと再会した時点で既に腹を括っている。そしてギレンもキシリアも総力戦を挑むしかない局面になっていて、既にイデオロギーは無力化されている。
そして、ニュータイプとしてアムロとララァが悟ってしまったことは、戦いの宿命なのだろう。ニュータイプはヒトの革新であるというジオン・ダイクンの理想は、このニュータイプ出現の黎明期からすれば遥かに遠いものだということが、この一年戦争の成り行きによって示されているように思う。



Loading...