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プリマとして活躍する灯里たち3人、子供だったアイが見習いとして成長した姿、あずさやアーニャとの出会いなど、時の経過とともに人は変わっていくものだけど、かつて訪れたような感覚で街並みは昔と変わらないところが素敵。

ケットシーに会えず淋しい気持ちを抱く灯里だがそれはこの街で大切なものが出来た証し。「不思議な出会いや再会」「想いが残る大切なもの」変化しても絶えず変わらず大切なものが 「ネオ・ヴェネツィア」には確かにある演出、舞台設定を巧く使ったり、次の世代へと繋いで手短に纏めたりと物語作りは相変わらず上手い。



絶望から高揚へと繋げる構成。

縦横無尽に動き回るファフナーと抜群のカメラワーク!
場を盛り上げる挿入歌も熱く見事なシンクロで鳥肌が立つ!

雲の中を掻き分けての援軍シーンからそのまま戦闘へ
ザインとニヒトのコンセプトに沿った戦い方と圧倒的な力を見せつける姿はまさに英雄来たれり。

また一方でファフナーに乗れば乗るほど同化現象に襲われる。
哀愁漂う中で発する一つ一つの台詞も胸に突き刺さる。

映像での表現力の高さゆえに冷静に見るのが困難。
アニメでこんなに夢中で興奮したのはいつ以来か?

構成から脚本は勿論の事、撮影や演出、
音楽に至るまで全てにおいて素晴らしい出来。
感動しました。



何かにつけて練習をサボる灯里達。
こののんびりまったりとした雰囲気が好き。

さすがに今となっては映像的に見劣りするのだけど、
ネオ・ヴェネツィアの風景や背景画、歴史を感じさせる建物の数々、それを穏やかで美しい音楽や軽い笑いを交えながら
心温まるお話作りは秀逸で衰えることない。

街のあちこち巡りながらお宝をさがしていく一行。
最後に「今、あなたの心に宝物が刻まれました」というメッセージを見つける。

高台から一望する街の景観や風景は確かに美しく宝物にふさわしいものだけど、それはまた時を経てもそれを守り続けた人達の「心の美しさ」でもある。

歴史を感じさせる古い建物や施設を現存させ後世まで残していくネオ・ヴェネツィアに住む人々の暖かく美しい心が感じられる良いお話でした。



総力戦の描き方が秀逸。表情豊かにパーティみんなに見せ場を作るだけでなく、街に住む高レベルの冒険者がサキュバスとの思いを抱いて立ち上がるバカバカしさや開発者の日記の適当さなど、随所に笑いどころを抑え最後は国家転覆罪というオチ。思い通りにならない展開と人物を朗らかに見せる作風は気持ちよく着地も見事でした。



テストポスト。『蒼き鋼のアルペジオ』6話。味気ないCGでも蒔絵の表情や仕草さが人間臭かったのを思い出してちょっと見た。霧は単なる人類の敵から意思疎通可能と思える交戦、戦闘描写が良かった。ハルナもキリクマ(笑)もいい演技。泣きに笑い、微笑ましいシーンもあって良回ですね。



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