ゾフィーかわいそう…とか思ってたらほうきデートの濃厚な百合感に全てを持ってかれた……。
完全にアレはセックスの暗喩だったよなぁ!!!
子安がめっちゃゲスだったの、ディオを思い出してなんか懐かしくなった。
今回のビアンカがとても良かった…。ほんと、この状況ならイゼッタは石を使うと分かっていての提案を、こうして憤って悲しんでくれる存在は物語にいてほしいものです。
ベルクマンとジークの曲者通しの会話は期待してたんだけど、ベルクマンの底の浅さが露呈しただけで終わったのは残念。
真意を隠した含みがあるキャラクターに見せたかったはずだったろうに…こういうキャラは大体ラストの見せ方で価値が極端に分かれるから、慎重に取り扱うべきだったのになぁ。
今回は現状確認とラスト前の引きとしての回だったので、面白いとか面白くないとかの評価は出来ない感じ。最終回に期待しよう。
ワンクールの尺で、駆け足ぎみで掘り下げが足りない部分もあったけど、オリジナル作品なりによくまとまってる。
フィーネの王という立場は、誰か一人を選ぶことが出来ない。それを理解出来て、分かった上で自分の身を捧げてもいいと思えるイゼッタは強いなぁ。
ただ、その考えに至るのは難しい道なので、ゾフィーの裏切られた痛みの方が一般的に理解を得やすいんだけど。
ジークの死はちょっと陳腐過ぎ。ベルクマンは亡命してるし、争いや報復の火種になりそうなものは残る感じ。
その後の歴史はナレーションのみのアッサリした描写。この物語が魔女の話であった以上は彼女の退場後の事は全て蛇足という事なのかも知れない。
ただ、やはりイゼッタが『皆がが明日を選べる世界。姫様が笑顔でいられる世界』を願った事の結末として、フィーネが実際にどう動いたかが語られないのは不足を感じる。
ラストは中途半端。でもイゼッタがフィーネのために大勢の命を刈り取ったのは事実だから、二人に安易な笑顔を浮かばせなかったのかも知れない。
なんだかんだ、キャラクターもストーリーも堅実にまとまっていて面白かった!