Annictサポーターになると広告を非表示にできます。
とても良い

チセとヨセフの言葉はある程度それぞれに当て嵌まるもの
もしかしたらチセとヨセフの抱えた孤独や寂しさは非常に似通って居たのかもしれないけれど、最大の違いはチセが自身の幸福を諦めなかった点。だからここでヨセフに似ているかもしれないチセはエリアスや友人達から齎される尊さに出会う前のチセ。孤独の呪いから抜け出せたチセだからこそ喚き散らすヨセフに向き合い助けられる

でも痛みに喚き散らし他人の命を何とも思わないヨセフには普通の説得は通じない。そもそもチセが抱えていた痛みはどうやってもヨセフには届かない。
そういった意味ではチセが身体を貫かれたのはヨセフを理解するには必要なこと。それでもヨセフの痛みには到底届かないかもしれないけど、命に関わる怪我を負いつつもチセは穏やかに子守唄を歌った。とても辛い痛みの中でそれでも目の前の相手の為に歌う者の声だからこそ、どんな説得よりも確かにヨセフに届く声。ずっとひとりぼっちで痛み続けたヨセフに安らぎを与えられる子守唄

チセに宿ったヨセフの眼、夢の中でチセの眼の色に戻っていたけどあれはカルタフィルスの存在を受け入れたということかな?
「普通の生き物と同じ」とカルタフィルスは言うけれど、ドラゴンの呪いとカルタフィルスの欠片と共に生きるチセはどうやっても「普通の人間」ではない。でも、そんなチセだからエリアスと共に生きていけるのかもしれないな、なんて思った

最後には第一話のプロポーズの続きを思わせるような光景の中で想いを告げ合う二人
エリアスと出逢ったことで人生が変わったチセ。でも、それによって良い方向に変わったと、この世界はとても尊いものなのだと認識するためにはエリアスだけでは駄目だった
チセと出逢ったことで大切なものを知ったエリアス。でも、接し方や自分の行動で相手がどう思うかを知らなかったために怪物になりかけた
だから、二人が二人としてこれからを歩んでいくためには起きて早々の夫婦喧嘩のように、二人でちゃんと話し合って丁度良い所を探す必要がある。色々と足りない所だらけで互いが互いの先生で更には指輪を交わした二人だから上手く当て嵌まる関係性

もう少しチセとエリアスの物語を見てみたい気もするけれどアニメはここで終わりか。少ししてからマンガを読み返そうかな。その後、もう一度アニメを見ればまだ気付いていない素敵な点にもっと気付けそうだ



Loading...