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とても良い

今回は劇の練習のために合宿。場所が普段通う学校であっても合宿となると途端にいつもと違う空気感になる。沙弥香は燈子と一緒に入浴する事態に緊張してしまうし、燈子はいつもは隠された侑のバストを見て興奮してしまう。男子陣もちょっと浮ついた雰囲気
それでもいつもと違う空気であっても、ハプニングが起こらないのは互いに牽制しているから
就寝時、想い人が近くに居て燈子も沙弥香もそわそわしてしまうがそこに第三者が居ることで思い留まり行動には移されない。侑もその場所に沙弥香が居ることで燈子との距離感に悩むこと無く後輩の立場のままで居られる。
三角関係であるがために重心がどれかに偏ること無く、三人にとって安心するバランスが形成される

ただし、三角関係で偏りがないということは誰かに縋ることも難しくなってしまう
市ヶ谷が語る七海澪の一面は燈子の知らないもの。特別な存在だと思っていた姉に成り代わるために邁進してきた燈子だけど、実は自分の思い描いていた澪のイメージは実際の姿とはズレが有るのではないかと疑念が生じてしまう
自分が思い描く澪のイメージに成れば良いのか、それとも市ヶ谷が語る澪のイメージに成れば良いのか。このどうしたら良いか判らない悩みを解決するためには燈子の本性を知っている侑を頼るしか無い。しかし、合宿により偏りのない三角形が形成されている現状ではそれは出来ないし、侑も燈子に踏み込むことは出来ない。
唯一踏み込めたのは沙弥香だけ。沙弥香は侑が現れるまでは燈子の隣りにいてバランスの取れた関係と見られていた。だから普段と違う空気感であっても燈子の悩みを聞くことが出来るのだけど、第7話で明らかにされたように沙弥香は燈子が隠した内面に踏み込まないからバランスの良い関係を作れていたのだ
結局、沙弥香は悩みの深い部分を打ち明けられること無く会話は終わる
そして侑は沙弥香が隣りにいる状態では燈子に近寄ることは出来ないまま

考えてみれば当たり前の話ではあるんだけど、まさか燈子が思い描く澪のイメージにズレがあるかもしれないなんて思いもしなかったな
燈子に敢えて澪の意外な一面を語った市ヶ谷の思惑は気になるし、劇の行方も気になってしまう。本当にこの物語がどのような着地点に到達するのか全く予想できないな



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