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普通

第一話は物語が始まる、というよりも風太郎がどのような人間か、五つ子はどのような娘達なのかという点がクローズアップされていたように思う

焼肉定食を焼き肉抜きで注文する風太郎は普通にせせこましく映る。そして食事中であっても勉強を欠かさずテストでは100点を取る姿勢。そりゃ周囲から敬遠され笑いものになるというものだ
そして風太郎の人間性は終盤でらいはが言うように屑で自己中で最低なもの。一度は酷い言葉を言い放った五月に家庭教師のバイト目当てで近付こうとし、自宅まで押し掛けてしまう。他にも多くのシーンでその傾向は描かれる
けれど、らいはが続けて「良い所も一杯あるんだ!」と言うように屑なだけはないのは確か。階段を登っている際は、五つ子に続け様に絡まれた件を全て五月のせいだと考えていたが、いざ対面したらそれらを全て飲み込み前日の件を謝り、五月をパートナーと認めた。それにあれだけ邪険にされても五つ子の誰かが赤点であれば一応面倒を見ようと考えている
最低限の誠実さを持ち合わせていることは伝わってくる

対して五つ子達は個性も考え方も風太郎との距離感もバラバラ。仲が良いのか悪いのかすら今のところ見えてこない
突然家庭教師などの名目でやってきた風太郎を二乃や三玖が邪険にするのは理解できるが、それゆえに四葉が最初から協力的なのが理解できなくなる
そして一花は今のところ何を考えているのかすら判らないキャラ
五月だけは風太郎の生活を知ることで彼が何故家庭教師に拘るかを知るが、彼を理解したわけではない

というか風太郎も五つ子の事情を理解しているわけではない。だから、赤点の子だけ面倒を見ればいいと考えているが実際は全員やばいという点に気付かない

相互に無理解な状態で終わった第一話。この状況が変わっていく情景をどのように描いていくのか楽しみではある

というか五つ子全員が巨乳って今更だけどとても思い切った設定だ



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