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とても良い

前回、三玖に変装中に三玖と遭遇した事で五つ子の空気を最悪なものとしたのに、それでもなお三玖の姿を利用する一花の姿には恐ろしさよりも追い詰められた者特有の哀れさを感じる
そして一花の言葉は信じられる事はなく、一花の敗北は戦争の終わりへと繋がると

姉妹達の戦争の終わり。その悲惨さをもっとも体現しているのが三玖だね
一花や二乃には自分の姿を利用され、風太郎を巡る戦いに怯えて膝を抱え。その様子は他の五つ子に後悔の念を起こさせるもの
三玖の嘆きは争いばかりに目を向けすぎた五つ子の空気を変えるものになる

そこから始まったのは五つ子達による優しく恋を後押しお話
風太郎と会えるのは運に任せてバラバラになった筈なのに姉妹達はこっそりと皆して同じコースへ。
ルール破りが横行しているのは先の戦争と同じだけど、動機が全く異なるから争いにならない。一花による三玖の変装も異なる意味となる

同じ目的の下に同じ行動をして、自分達は三玖に勝ちを譲ったのだと認識すれば争いの為に見ないようにしていた想いにも気付ける
涙ながらに和解していく五つ子の様子は収まるべき所に収まったという印象
それは三玖も同様だったのが何ともらしいね。姉妹に譲られた勝利を手にするよりも姉妹との和解を優先させる
……風太郎が勘付ける形で「好き」と言ったのは少々欲張ったと言えるのかもだけど

五つ子の和解。それに続く形で為された風太郎の謝罪と一花の「全部嘘だよ」発言。嘘が得意な彼女が最後にしたのは何についての嘘だったのか
これは彼女なりの贖罪なのか、それとももっと別の意味があるのか。どこまでも見ている者を翻弄する長女だね

こうなったら続編においてはこの第二期で消化不良に終わった部分含めて、恋の行方を最後まできっちり描いて欲しい所ですよ



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