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とても良い

余計な言葉なんて何も要らないのではないかと思える程に熱い最終回!
全盛期に戻れないまま挑むテイオー。それをすぐには見られないマックイーン。テイオーの復活を喜びながらも「走れるだけで」と控え目に喜ぶ観客
それらを跳ね除けるこの世のあらゆる番狂わせを茶番に思わせる程の大逆転劇!

マックイーンの為に走る決意をしたテイオーだけど、勝つ自信があったわけではない。それでも「遣れるか遣れないか」ではなく勝つ為に大舞台に立ったテイオーの姿には感動しか覚えない
ただ、やはり世間や仲間達から見ても大舞台に立ったというそれだけで成果であるかのように思われてしまう

だからこそ、実際にレースが始まって独走するビワハヤヒデに追いつかんとするシーンに驚愕させられる。テイオーの名を呼んでから、その名を呼んでしまったことに驚く実況が良い味出してるよ!
その後は誰も彼も、そして視聴者すらテイオーの一挙一動から目を離せなくなるという描写は秀逸すぎる!

「珍しい事が起きた」という意味の奇跡ではなく、「誰もが諦めていたけれど心のどこかで望んでいた光景を実現してみせた」という意味の奇跡を披露したテイオーは確かに歴史を変えたのかも知れない
というか、これが史実をベースにしているという点が今でも信じられないほどに感動的ですよ!

大勝利の後であっても少ない遣り取りのテイオーとマックイーン
少し物足りなさがあるかも知れないけれど、マックイーンはヒロインではなくライバルだから過剰にテイオーを褒め称えはしない
2人にとって望ましいのは再び全力で走る事。それをラストシーンで果たす事が出来たなら、それ以上に必要な言葉なんて無い

大レースの後に主題歌をテイオーを中心にして歌うという終幕を飾るに相応しい描写。そしてテイオーの走りを見て次代の少女達が夢を抱えて学園にやってくるという流れ!
からのうまぴょいにはちょっと笑ってしまったけども。でも、これがウマ娘らしいのかもね
本当に良い作品に巡り会えたと何の迷いもなく言える作品でしたよ!



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