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とても良い

恋をしない多田くんが恋をするまでの物語。
いつも心は虹色に、雨男と雨女だからこそ最後には虹が見える。

多田くんは恋をしないと思ってた。
自分が幸せになるなんてことを考えたことが無かったって言ってたけど、初めて会った時から惹かれたのかもしれないって気付いたこと自体が素敵というかまさしく恋は魔物だと感じた。
恋をすることで自分自身を大きく変えた。二度としないために後悔をするんだと言った自分に嘘を付かない多田くんが格好良くて。
それをきちんと言葉で伝えた伊集院が最高に素敵だった。
いい男は友達で決まるってすごい名言だし、何とも伊集院らしかった。

シリアスになりすぎずコメディ要素をちゃんと織り込んでくれたからハラハラしつつもどこかくすっと笑ってしまうシーンもいくつもあった。

最後のシーンで多田くんとテレサの上には虹が架かってて、演出も素敵。
二人のシーンはいつだって雨模様だったけど、最後の最後は心の雨も止んで虹がかかる。これからの二人を見れないどうしようもない寂しさが見終わった後に感じたけれど、きっと二人が、二人を囲むすべての人が恋に溢れ愛に溢れ虹をかけ続けるんだろうなって想像させてくれる見事なエンディングだった。



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