冬月先生にゲンドウのフォローをさせといて結局動機が「ユイに会いたい」だったのはなんだかなって感じ。
いきなり葛城博士のおかげってのも
映画には、観た後に生きる活力を与えてくれる作品がある。本作はそのような作品のひとつだろう。明日も生きようと思えた。
まだまだ謎なところも多くて、劇場ではそう何度も見に行けないから、多分配信で何度か見ることになるんだろうなぁ。BDボックスも出たら買いたくなるかも。
TV版、旧劇場版よりは心情描写とかが丁寧で分かりやすく、演出もカントクがやりたかった事がしっかりできたんだろうな、という印象。
これでエヴァの25年の旅は終わりかもしれないけど、でもエヴァとの付き合いはまだまだ続きそう。
とてもいい終わり方したと思う。
たぶんそう思うのはそもそもQから10年近く待たされた、テレビから20年以上経っているからという補正もあると思う。
アスカかわいかったしマリもかわいかったしサクラもいきなりヤンデレヒロインとして躍り出ていてめっちゃよかった。
予想以上にわかりやすく作ってあってすっきりした。
エヴァが青春って人間じゃないけど、これまでのシーンが流れたときに、あぁ本当に終わるんだなって感慨深くなって、エンドロールでエヴァに携わった人たちに想いを馳せてしまうと彼らの半生を見せられたような気分になって、なんだか涙が出そうになった。
ありがとう、さようなら。
映画タイトルの最後にある反復記号、これを見た瞬間に「あ、エヴァが終わるんだな」と直感した。PV であった「さよなら、全てのエヴァンゲリオン」が納得できるストーリーだった。
個人的に碇ゲンドウの人間的側面が描かれていたのは本当に良かったなと感じた。あと、Q からあったミサトさんの違和感が納得できたのも良かった。今思い出しても泣けてくる。
1990年代を代表するエロゲ原作アニメがついに完結。
「|新世紀《ネオンジェネシス》エヴァンゲリオン」はロボットのエリートパイロットとなって、パイロット仲間の女の子たちや上官を攻略するという当時としてはわりとよくあるエロゲのひとつとして開発されました。
しかし、このゲームには大きな特徴、いえ問題があり、それが話題となって多くのファンの心をつかんでいったのです。
その問題とは、トゥルーエンドが存在しないこと。省略作画のイラストがあるだけで、とてもそれが本当のハッピーエンドとは思えないものだったのです。しかも、最後はバグって落ちて終わります。これが演出であるという説も出てきて大いに話題になりました。
また、トゥルーエンド以外のエンディングは胸糞が悪くなるようなものばかりでした。ひどい鬱ゲーです。
ゲームの開発元であるガイナックスは、「お詫びデータ」を配布。
さらに時は流れ、エヴァンゲリオンはガイナックスからカラーのものへ。そこで深刻なバグを改善するとするパッチの配布がありました。このパッチにより、ヒロインのひとりの名字は、「惣流」から「式波」に変わってしまいましたし、「お詫びデータ」に入っていた攻略可能な新キャラクタ「真希波・マリ・イラストリアス」は外見は可愛いメガネっ子なのに、中身は「謎すぎる昭和ババァ」でした…。
女の子たちはかわいいし、主人公は男の子にも好かれて、もうみんなから好きすきウェーブ浴びまくるなんだけど、みんな死ぬから話は暗い。
新世紀エヴァンゲリオンの旧劇場版では胸糞の悪くなるエンディングの数々をもとにストーリーが作られ、劇場に足を運んだファンは「本当のエンデイングくれぇ…」と弱々しくうめきました。
あれから幾星霜。いろいろあってえ、アニメ制作会社もガイナックスからカラーになった新劇場版では、綾波ルート、式波ルート、真希波ルートを合成したストーリーが展開され、ちゃんとしたエンディングを迎えます。
ちょっとこじんまりしてしまった感もありますが、きちんと風呂敷が畳まれるのは気持ちよいものですね。
Blu-ray版には劇場でも光線で隠されてしまっていた、ムフフなシーンが収録されるとのこと。楽しみですね。
なお、本作の陰の主人公は「槍《やり》」です。槍を衛星軌道上に投擲して「投げやり」を表現したり、「やり抜く」、「やり直す」「やりきる」など、槍言語といえるほどダブルミーニングしてくれました。乾いた笑い出たわ。
とそれらはさておき、新劇場版はエンタメ路線になったから、男にとって都合のいいお人形みたいな女しか登場してねえんじゃねえかとは疑えたよ。
痛みに満ちた旧劇場版のほうが私は好みかもしれない。
そして、気持ちよいエンドを求めるなら貞本漫画エヴァが最高。ちゃんと自立して終るし、誰にも縋らない。ホント、普通に最高。
前半が最高で後半がグダるのがエヴァンゲリオンの伝統といえば、本作はその伝統を受け継いで、総決算してくれたとも言えるかも。
戦闘シーンが高速すぎて見えなかったです。たぶん意図的。尺の問題かもしれないけど、スピーディーではなく雑な感じがしました。
確実にネタバレになりますが、式波さんは惣流さんとは別設定で、式波シリーズのひとりだったんですね。新劇場版だけ別世界。そして、新劇場版以外で惣流さんがやった役割を昭和ババァである真希波さんがやったと。そんな必要あった!?
でも、メガネっ子大好きなので、私はマリ派なんだよ。たぶん、これが全て…。
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新劇場版エヴァはTV版と設定がいろいろ違っている
つまり旧版の設定はいいかげんで、やっぱり、そのままでは完結しなかったということではないかなと思う。後付設定でゴリ押ししたところは感じた…。
「ゼーレ」は人類ではなく、人類に知性を与えた高次元の存在(オカルト…)
「碇」ゲンドウはもとより「碇」ゲンドウで「六分儀」姓であったことはない。
「碇」ユイの旧姓は「綾波」であり、後の綾波レイのオリジナルとなった存在。ゼーレの遺物であるエヴァへのダイレクトエントリー実験を発案し、自分で実行してエヴァに取り込まれた。エヴァと一体化してからは半ば高次元の存在っぽい。碇シンジが特殊な存在になっているのは、母親がエヴァに取り込まれているから(という設定は新劇場版以前にもあったが、より明確化された)。
「綾波レイ」は「綾波ユイ」のコピー品でエヴァンゲリオンを動かすための部品のひとつ(たぶん「チルドレン」ってそういう意味)。ゲンドウ的にはユイのコピ―ではダメだったっぽい。劣化コピーだったのか…。
「式波」アスカラングレーが「惣流」であったことはない。綾波レイと同様にエヴァンゲリオンを動かすための部品。式波シリーズのひとつ。
新劇場版のキャラクタでいちばん大きな設定変更ではないかな。姿形は同じでも旧劇場版やテレビシリーズとは別人。クソ分かりにくいし、物語(を終わらすこと)のために捻じ曲げられた不自然さがいちばん出ている。ケンスケとくっつくのも謎なんだよな。そんな伏線あった? 新劇場版の犠牲者だと思う。メタな意味で可哀想なキャラクタ。
真希波マリ・イラストリアスは碇ゲンドウやユイの同級生でババァ。なぜ年をとらないかというのは劇中では明示的には語られていなかったと思うが、ゼーレの技術っぽい(?)。
碇シンジはゲンドウとユイの間にうまれた子。他のチルドレンはホムンクルスっぽいが、碇シンジは普通に人間。ユイがエヴァに取り込まれ後天的にゼーレっぽい存在になったことで、彼女の子であるシンジは特別の存在となってしまった。エヴァを通して高次元の世界に行ける(ああ…)。無限に近くエヴァにシンクロできた。「神と子と精霊」というトリニティのあれでいうと、神の子であるキリストとなった存在。ここでいう神は「ユイを取り込んだエヴァ」ということになる。
碇シンジが人のままで人類を補完したことで、世界はめでたしめでたしになった。だってキリストってぜんぶ救ったでしょ、って。
※この感想は大いにネタバレを含みます
未履修状態から1日で新劇場版3部作見てシンエヴァ見た!
すごかったけど…1/3もわからへん……
シンジがずっと不貞腐れて外を拒絶するの、中学生だということを加味すると十分わかる行動ではあるんだよね。その中で(過去の)同級生が日常として働いて、何かの責任を負うということを理解していく…。特に医者として人の命を救うだけじゃなく失った時の責任についても。…というか診療所の先生って当時中学生から14年で1診療所の主治医ってすごくね!?と思ったが仮設村での真似事なんだね〜独学でも十分すごいけど。
アスカさん、ママ?これもう母でしょ、放っときかたがもう完全に理解者のそれ、叱り方も、。
エヴァに乗ることを決意したところでミサトさんが助け舟を出す、というより、シンジがずっと悩んでいたサードの責任について拾う。世界を実際に救ってるし、作戦責任者は私だと。成した事に対しての責任を背負う、ミサトさんは立派に母親をやってるんだ…。
正直後半がアホほどわからん…。
ゲンドウは母の復活…いや復活とは違う感じの…何?周知?生活?みたいなのを望んで人類補完計画をやってたぽい。人類補完計画は元々4thまでやるつもりだった。というかシンジくんも散々子供ぽいところを見せられてきたけどその親であるゲンドウはそれと同レベルで子供のような理想と感情で計画を実現しようとしていたんだね〜
そもそも冬月司令は冬月教授で碇ゲンドウも綾波母も、なんなら真希波も従事してたの!?将棋のシーンは参謀家であることの示唆でもあったのかな〜と今更ながら。
その上渚カヲルくんは第一の使徒で最後の使徒であるだけじゃなくてリョウジの時代(別支部?)の上司だった!?その上なんかループしてる感じ?新劇場版と旧作の世界線の記憶継承みたいな感じ?いや見てないから知らんけど…
しかもたぶんこれかなりゼーレの幹部に食い込んだ立ち位置の存在だったぽい。
式波型って呼ばれてるけど新劇場版では式波の名は捨てて惣流アスカラングレーさんじゃなかった?どっちがどっちだっけ…なんにせよ眼帯アスカは参号機アスカのバックアップだったから生きてただけで暴走時に蘇生できたわけではなさそうね…。
セカンドチルドレンは全部人造だから年を取らなくて記憶継承がある?
真希波マリイラストリアスさんはね〜!かわいいね〜…。エヴァヒロインでは一番好きだったけど一番好きなキャラに格上げしてしまった〜♥
最終局面の今までの場面を反芻/投影しながら過去と決別をつけていくシーン、これは本当に、「アニメーションだからこそ可能」なメタ描写も大いに含まれていたし、更に言うなら「年月をかけたアニメ」の最終場面だからこそ出来る重みと感動があった。
全てのエヴァに、さようなら。エヴァが結局どういうルーツによって発生したものなのか、細かい部分はブラックボックスのままな気がするな…まああんまりわからなくても楽しめるけど…。なんで全部破壊したのかとか使徒が契約により生じるなら何かの意図が存在するのか…なんかこの辺は用語を見る感じ聖書関係な気がするから普通に知識いるやつだと思って識者に任せますが…。
例によって一回観ただけだと半分くらいしかわからなかったけど、それでもパッションは伝わってくるので面白いし、公式の設定とかしっかり理解した上で(多分描写されてない設定がアホほどある)再度見たいと思うような映画だった。
20年近く続いてきたデッケ〜設定のアニメの締めとしてはかなりキレイな部類に感じた。