紅莉栖やダルの様子からまゆりを失った岡部の苦悩が、眼に浮かぶようでした。また、まゆりのいないこの世界線は、前話までの世界線の喧騒や不穏さが嘘のように穏やかで、それが妙に不気味でもありました。
フカ次郎のノリで生きてる感が半端じゃないですね。また、奇行も強キャラの証のように感じられて、彼女の実力が明らかになるのが楽しみです。
大男のMさんとの凸凹コンビも特徴的でしたが、ちびっ子コンビの周囲とのギャップも愉快ですね。
ピトさんに勧められて出場したSJで、リアルに対しての鬱屈とした気持ちから解放されたレンが、次はピトさんを救うことになる、ということでしょうか。
話としては綺麗だと思いますが、この作品にはもう一捻りといわず、二捻りでもいくらでも期待したいと思います。
かおす先生がわりと精神的に追い詰められているようで、すこしいたたまれないと感じてしまいました。が、追い込まれている時こそ愛らしさが光っていますね。困ったことに。
戦闘シーンの構図やエフェクトがどこか懐かしい感じで、懐かしいのは悪くはなくとも良くもないですね。普通。
キャラクターの台詞回しや会話の呼吸が野暮ったいように感じます。これは結構きつい感じあります。
店長、味方になるとここまで頼もしいとは。
これで人心地つける、と思いきやの、でしたね。
岡部にとっても視聴者にとっても久々の世界線の変化でした。困惑や驚きがどこかシンクロしているような気がします。前作からの空白期間を逆手に取る素晴らしい演出ですね。
来週は紅莉栖がたくさん喋るといいなあ。
毎回不穏なところがチラチラしてハラハラしてましたが、ついにシリアス突入なのでしょうか。
もう少し和やかなラボを眺めていたっかったような、そんな気持ちもありますが、ともかく次回が気になる演出でした。
ヒナの遠慮のなさが無邪気さの裏返しであることが、彼女のキャラクターを愛らしいものにしていると感じました。新田に対しても、最初こそ能力で強制していましたが、いざとなると命令されることを当然と考えていたり、幼さが垣間見えます。
ツッコミの間をとったり、ボケをテンポよく重ねたりと会話シーンも非常に巧く練られていると思います。
詩子さんは子供相手でも、変に子供扱いしてしまわないところがいいですね。特にアンズの場合は盗難に無銭飲食と、普通なら警察に突き出されてもおかしくないところです。にもかかわらず、きっちり代金分だけ掻っ攫うところは不覚にも粋だと感じてしまいました。
ヒナに悪気がないことはわかっていても、新田やアンズの気持ちもわかってしまいますね。
ヒナを追い出す時に、現金や寝袋を持たせるあたりに新田の人の良さが出ているようで、ヒナの真意が届かないことが余計に切ないです。
断水・節電から1月で桜の季節が来たりと、いろいろと勘ぐってしまいますね。
それはさておき、ゼロツーの楽しそうな姿を見れて嬉しい限りです。このあとにどのような展開が待っているかはともかくとして、この回は自分のお気に入りになりそうです。
やたらと熱い戦いでした。
結果的にはレンがうまく囮になってMさんが動きやすくなったようですね。
ピトさんの怖さについてレンとMさんとの剥離が深刻ですね。Mさんの臆病さが行き過ぎているだけなのか、ピトフーイはさらにえげつない人物であるのか。
先回から各人の悩みに関する内容がしっかりと描かれていて、可愛いだけじゃなく、さらに楽しめています。
今回は小夢の他人と違うことに対する恐怖でしょうか。女の子を好きになったり、寮生の中では漫画家としてのビジョンがないことなど、他人と違うことにひどく怯える小夢でした。翼の言った「そのままでいい」的なことは、それらの悩みを一挙に解決するとても嬉しい言葉でしたね。いい話でした。